Fender Rhodesの中身拝見♪
前から一度分解してみたかったもの。
それはFender Rhodes。
言わずと知れたエレピの名器♪
・鉄の棒をハンマーで打弦する
・ピックアップでその振動を一弦一弦拾う
という仕組みだということはうわさで聞いていたのですが
普通のスタジオにはまず置いてないし、もちろん自分でも持ってないし、唯一ホンモノを見たAMLUXホールではとても中身みせてくださいっていう雰囲気じゃなかったし(笑)
そんなアバウトな仕組みで調律はどうするのか?
各弦の音量バランスはどうやってとるのか?
鍵盤の数だけあるはずのピックアップはいったいどのように結線されているのか?
ずっとナゾだらけでした。
で
先日落下傘 with Yukkyの打ち上げパーティでお邪魔したゆうさん宅に
なんと当たり前のように置いてあるRhodes発見!(嬉)
なんでもかつては海の向こうのスタジオで盲目の超有名シンガーも弾いたという現物だそうで、そんな貴重なヴィンテージ楽器は...そうやっぱり中を改めなくてはいけません(笑)
ナゾにつつまれたそのピックアップ部は、これだ~♪
板状の鉄片と、そこから下に伸びたバー、その先にくっついた針金部。
このセットが一つの鍵盤に対応した発音部になります。
針金の先にばねがぐるぐる巻いてあるように見える部分がありますね?
ぐるぐるのバネの部分は調律用のおもり。
これを微妙に前後させることで共振周波数を調整して調律します。
見せていただいたRhodesはMARKⅠの73鍵でしたが、73個のぐるぐるをちまちまといじって調律する手間を考えると相当に憂鬱です(汗)
針金の先端にはそれぞれピックアップが一つおかれています。
ピックアップの構造はまさに電磁石。超原始的なシングルコイルピックアップです。
2枚目の写真右側に見えているボルトをゆるめるとピックアップを前後に動かすことができるようになっており、これによって各弦の針金とピックアップの距離を調整してボリュームバランスをとります。
73個あるピックアップ。ピックアップを見て思ったのですが、おそらく部品自体はギター用のコイルを流用したのではないでしょうか。
出力はホットとコールドの2本だけ。配線はこのようにつながっています。
隣り合う3つのピックアップを並列つなぎで1グループにして、隣のグループと逆位相になるよう直列につないでいます。全部並列につなげばインピーダンスが下がりすぎ、全部直列ではどこかが断線すると全ての鍵盤の音が出なくなるので、パッシブ回路のみで構成するには必然的にこのようになったものと思われます。またどの程度効果があるのかはわかりませんが擬似的なハムバッキングの効果も狙ったものに見えます。
ということで、Rhodesの中身は「原理シンプル、構造複雑」なものでした。
その部品点数の多さ、ハンダ付けの多さ、調整箇所の多さからみると、ツアー等での故障率は相当なものだったんじゃないかと思います。
でも、逆にこの不完全さがRhodesの特徴であり、微妙に濁ったサウンドを生み出す秘密なのかもしれません。
貴重な楽器を見せて下さったゆうさん、どうもありがとうございました!





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